Lesson 080 - 条件付き書式について(1)
Yujiro Sakaki
榊裕次郎の公式サイト – Transparently
前レッスンの続きです。ここでは、定義した名前を数式で使用してみましょう。
セルH3をアクティブセルにしたあと、[数式]タブ→関数ライブラリの[数学/三角]より、手順を追ってSUM関数を使用していきます。
数値1を入力する際、[数式で使用 ▼] をクリックすると、定義した名前がここに登場します。
クリック後、引数ボックスの数値1に「一月」と出力されました。
これでOKボタンをクリックすると……
数式バーには「一月」という定義された名前が、引数として用いられました。前レッスンで定義した一月の範囲の合計が返されます。
名前を定義することで、選択している範囲を見る必要がなくなる、といった機能です。 しかし、オートフィルで他のデータを求める場合……。
当然のことながら、定義した名前がコピーされるため、相対参照による取得はできません。オートフィルなどで結果を求めたいときは、名前の定義は不向きです。
名前を定義する場合、定まったデータのかたまりを計算するときに役立ちます。
例えば、このようなケース。 1月~3月の売上全てを「第一四半期」と名前をつけて計算もできます。数式を簡略化させるために使ってください。
次は、編集と削除方法についてご説明いたします。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]範囲選択が面倒なエリアの名前をあらかじめ決めておけば、ミスも少なくなりますね! 数式がすっきりとできれば、オペレーションの効率も上がっていきます。[/char]