レポートを継続的に活用するために必要となる、データ接続の考え方を学習していきます。
これまでのレッスンでは、データを直接読み込んで、データ同士のリレーションを設定して、グラフを作成する、というレポート作成のための操作を中心に学習してきました。
ここからは少し視点を変えて、「そもそもPower BIで、継続的にデータを取り込むためにはどうしたらいいか?」という部分に注目していきます。データは常に動き続けているものだからです。
実際の業務では、Power BIの画面上でデータを追加するわけではありません。Excel、CSV、データベース、オンラインサービスなど、さまざまな場所に保存されているデータをPower BIに接続したうえで、更新をしていきます。
そこで、レポート作成のスキルに加えて、元となるデータ、いわゆるローデータ(生データ)を適切に取り扱うための知識を身につけていきましょう。
Power BIでは、さまざまなデータソースからデータを取り込むことができます。まず、もっとも基本的なのが、ファイルを直接読み込む方法です。これまでのレッスンでも、ExcelファイルをPower BIに取り込んできました。このパートでは、Excelだけではなく、CSVファイルを利用したデータの取り込みについても学習していきます。
次に、データベースへの接続があります。
実際の業務では、SQL ServerやOracleなどのデータベースに保存されているデータを、Power BIから直接取得するケースもあります。繰り返しになりますが、ここから先は少し専門的な内容になりますので、詳しくは扱いません。
また、実際の現場では、Excelのような表計算ソフトだけでデータを管理しているとは限りません。たとえば、業務システムから自動的にデータが追加され、そのデータがデータベースに保存され、そこからBIツールがデータを取得してレポートとして出力する、といった仕組みが一般的です。
Excelは非常に便利なツールですが、人が直接入力する場面が多いため、入力ミスやデータ形式のばらつきなどが発生する可能性があります。
そのため、より本格的なデータ活用を行う場合には、サーバーやデータベース上でデータを一元的に管理し、そのデータをBIツールで分析するという構成が理想的です。私自身も、実務ではAWSのクラウド環境を利用してデータを管理しています。
データ接続の方法としては、オンラインサービスからデータを取得する方法もあります。たとえば、RSSのオンラインデータを利用した接続などです。このように、Power BIには非常に多くのデータ接続方法があります。
データ接続の手順も、いまは生成AIに聞けば具体的なステップがわかります。DAX式と同様、深入りが必要な部分は生成AIを活用してください、とだけお伝えしておきます。
つまり、一言でいえば、なんでも接続できる柔軟性のあるアプリだ、とだけ今は押さえておいてください。