Lesson 096 – エラー表示について(1)
Excelを操作していると、エラー表示と遭遇することは多々あります。
最初のLessonの説明中でも、日付を入力して「#######」となる場合もありました。 それは、セル幅を伸ばしてあげれば直りましたね。
こちらでは、Excelに表示されるエラーはいくつあるのか? それについて説明していきたいと思います。
Excel2019からスピル(#SPILL)という機能が生まれたのでエラー要素は増えましたが、主要なものは「8つ」のエラーがあります。
- ####### (なまえあるのかな?)
- #VALUE! (ばりゅー)
- #DIV/0! (でぃばいどばいぜろ)
- #REF! (りふぁれんす)
- #NAME? (ねーむ)
- #N/A (のーあさいん)
- #NULL! (ぬる)
- #NUM! (なんばー)
何かしらの計算式や操作を行って、このエラーが表示されたら、どうやって解決するのか? どういった内容なのか? を知っておくと解決がスムーズなので、これはしっかりエラー表示の意味を覚えておきましょう。
#(ナンバー記号の集まり) これは単純にセルの幅に数値が入りきっていません! というエラーです。
数値データの場合は、桁数が欠損してはいけないので、こういったエラーを出すということ、最初のほうでやりましたね。 西暦表示に直したときなど、こういったエラーを見ることが多いですね。
この列を広げてあげると……
このよう表示されます。これが#######のエラーの意味です。幅を広げてくださいねーということですね。
#VALUE(ばりゅー) このエラーは、計算式に数値データではなく、文字データで計算していますよ! というエラーです。 絶対参照などの設定忘れのとき、よく出ます。
絶対参照の使用時には、これが出ないように気をつけましょう。
#DIV/0(でぃばいど ばい ぜろ) これは見た目そのまま、ゼロで割ってしまったからですね。 ゼロでは割れません! というエラーです。
前年比を求めたいけど、前年のデータがないとき、このエラーはよく出てきます。
#REF(りふぁれんす) セル参照しているところがおかしくなっています!! というエラーです。 ここで3行目を削除してみます。
いままであったものがなくなってしまったので、こちらのエラーが登場します。
これがREF!(りふぁれんす)エラーです。 このエラーが出てくると、参照先のセル番地がごっそり消えてしまうので、何をどう間違えたか悩むことが多く、コピーペーストにはお気を付けください。
残り4つについては、次の記事でご紹介します。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]リファレンスエラーが出てしまったときは、わわわわわ! となってしまいます。特にシートを削除したりするときは、必ず上書き保存をしてから削除してくださいね![/char]