DATEVALUE(デイトバリュー)関数の使い方
DATEVALUE(デイトバリュー)関数は、セルに文字列として出力された日付のデータをシリアル値に変換してくれる関数です。
構文 | =DATEVALUE(日付文字列) |
---|---|
使用例 |
=DATEVALUE(“2021-8-21”) =DATEVALUE(“8-21”) =DATEVALUE(“2021-8-21 16:00:00”) |
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]DATEVALUE関数の用途として、データクレンジングの際に用いられます。CSVデータ等を吐き出した際、文字列として上がってくる場合があったりするんですよね。データベースにファイルを送る際、その日付データが文字列だとフィルターをかけることができなかったりするので、そういったデータを日付データに変換してから渡す、なんてシーンも遭遇します。[/char]
動画解説
関数説明
RAWデータを吐き出した際、以下のように出力されたデータを見てみましょう。
データ区間が表示されていますが、左側だけの開始日時だけほしい場合を想定してください。このままでは単純に文字列となって出力されている状態です。
まず、LEFT関数を使って左側のデータを出力します。1日は「01」と表記されているので、シンプルな使い方が可能です。LEFT関数で左から12文字分抜き出しました。
文字列操作関数で出力される関数はすべて「文字列」として扱われます。ここにDATEVALUE関数を使いましょう。
DATEVALUE関数は、[数式]タブ→関数ライブラリの[日付/時刻]の中にあります。
引数は1つだけ、LEFT関数で出力したセルを参照しましょう。
無事に「44409」のシリアル値を取得することができました。
[ホーム]タブより、セルの表示形式を[短い日付形式]に変更すると……。
無事に書式設定で日付データに置き換わりました。
オートフィルします。
ここで満足してはいけません。
データクレンジングをして、このデータを再度別のシステムに投げる場合、いま出力されているデータは数式によるデータです。
数式を構成している参照元がなくなれば、#REF!(リファレンスエラー)となってしまい、使い物になりません。最終的にクレンジング元データは不要になりますからね。
そのため、同じセル範囲を選択し、値貼りつけをして数式を取り除いてください。
これで「2021/8/1」としての日付データをとして、外部でも扱えるようになります。
この関数については以上です。
さえちゃんのDATEVALUE関数ワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]日付だけではなく、シリアル値からは曜日にも変換ができます。ユーザー設定の書式設定で「aaa」と指定してあげると曜日が出るんだよ。まあ、最終的には値貼りしたいからカレンダー見て直接入力したほうが早いんだけどね[/char]
CTRL(Command)+「1」で[セルの書式設定]を出します。
ユーザー定義の中から種類のところにある既定の書式設定を削除し、「aaa」と入力してみましょう。
確定すると、DATEVALUE関数で出力されるシリアル値に対して、書式設定に曜日が適用され、セルには「日」に表示されました。
道具箱は多いほうがいいので、こういった変換もできることを覚えておいてください。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
日付/時刻
数式の構文
=DATEVALUE(日付文字列)