EOMONTH(エンドオブマンス/イーオーマンス)関数の使い方
EOMONTH(エンドオブマンス/イーオーマンス)関数は、引数で指定したシリアル値の月の末日を教えてくれる関数です。
【構文】
=EOMONTH(開始日, 月)
【使用例】
- =EOMONTH(TODAY(), 0)
TODAY関数で出力される日付が「2021/7/26」の場合、「2021/7/31」が出力されます。なお、セルの表示形式を変えないと、「2021/7/31」のシリアル値がそのままが出力されます。 - =EOMONTH(DAY(TODAY()),0)
TODAY関数で出力される日付が「2021/7/26」の場合、「2021/7/31」が出力されます。DAY関数によって「31」が抽出されるため、セルには31の値が出力されます。 - =EOMONTH(TODAY(), 1)
TODAY関数で出力される日付が「2021/7/26」の場合、第2引数が「1」なので、現時点の月から1か月先の「2021/8/31」が出力されます。なお、セルの表示形式を変えないと、「2021/8/31」のシリアル値がそのままが出力されます。 - =EOMONTH(TODAY(), -1)
TODAY関数で出力される日付が「2021/7/26」の場合、第2引数が「-1」なので、現時点の月から1か月前の「2021/6/30」が出力されます。なお、セルの表示形式を変えないと、「2021/6/30」のシリアル値がそのままが出力されます。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]エンドオブマンス! なんかこの関数名好きなの。イーオーマンスだとなんだかね。使用例のように、TODAY関数を併用して使うことが多いので覚えておいてね。今月は何日あるか? 来月は何日あるか? 仕事によっては求めることが多いんですよね。[/char]
関数説明
月末の日付を出力したいセルをアクティブセルにしたら、[数式]タブ→[日付/時刻]→EOMONTHと追ってください。こちらにあります。
開始日にTODAY関数で出力したセルを参照します。第2引数の「月」は「0」に指定します。
ここを「1」にすると翌月になり、「-1」にすると前月となります。数値データを入れれば、〇カ月前後の調整がここで可能です。
今回は「0」にするので、2021年7月31日のシリアル値が出力されました。
表示形式を「日付」にしましょう。ショートカットキーは、Ctrl(Command)+ Shift+ 3 です。
これで月末の日が出力されました。極端ではありますが、第2引数をマイナス3に設定してみます。すると、3カ月前のデータが出力できました。
この関数は以上です。
さえちゃんのSUM関数ワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]日数進捗を作成するとき、EOMONTH関数を使います。その月の末日を分母に、今日の日付を割り算すればパーセントで日数進捗率が出ますよね。ただ、この計算方法だと、末日の日にファイルを開くと、まだ1日分の作業日が残っているので、末日に+1を入力して調整を行います。植木算っていうのかな?[/char]
このように、DAY関数の引数にTODAY関数を使います。表示形式は「標準」です。
EOMONTH関数で月末日数を出力する場合は、このようになります。
これを割り算すれば、今月の日数進捗率がわかりますが……
日数が31日なったとき100%になります。当然と言えば当然ですが、31日の午前中に仕事をする場合、まだ1日分の時間はありますよね。
なので、EOMONTH関数を作成する際、+1をしておきます。
32日という日数はおかしいのですが、例えば1メートル間隔に植えられた木を10メートル移動する場合、スタート地点の木をカウントすると木の本数は11本です。
〇1〇2〇3〇4〇5〇6〇7〇8〇9〇10〇
〇=11個
これが日数進捗を作成する場合にも適応されます。なので、月末が「31」の場合、分母を「32」にしてあげると、31日の区間を%で正確に求めることができるわけです。
ざっくりとした割合を知る場合は、別にここまで正確にやる必要はないんですけどね。ただ、細かい人は細かいので、こちらご紹介しておきます。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
日付/時刻
数式の構文
=EOMONTH(開始日, 月)