LOG(ログ)関数の使い方
LOG(ログ)関数は、対数を出力してくれる関数です。
【構文】
=LOG(数値, 底)
【使用例】
- =LOG(8,2)
数値「8」で底が「2」の対数は「3」となります。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]高校の数学Ⅱで、対数をやったの覚えていますでしょうか? 「2」の「3」乗は「8」。これを逆に言い換えると、底(てい)を「2」とすると、数値「8」の対数は「3」となります。対数は、何桁の数か? を調べるときに使いましたよね。[/char]
関数説明
LOG関数は、対数を求めるときに使います。
まず、指数を使って累乗を求めることができるPOWER関数をご覧ください。3の7乗を計算した結果、答えは「2,187」となります。
LOG関数で「2,187」は「3」の対数を求めてみましょう。対数なので、関係図としてはこのようになりますよね。求めるのは〇乗か? ということなので、指数を求める結果となります。
LOG関数は[数式]タブ→関数ライブラリ[数学/三角]にあります。
引数はPOWER関数と似ていますね。
結果、指数だった「7」が返りました。
以上がLOG関数になります。
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]「4」は「2」の「2」乗、「8」は「2」の「3」乗ってきれいに求められるけど、「7」は「2」の何乗? って求められたとき、表現できないよね。そういうとき、log₂7(ログ・ニ・テイ・ナナ)って表現できた。対数のことをロガリズムって呼んだっけね。対数のところは数学の中間テストで100点取ったことあるんだけど、もうほとんど忘れちゃった。でもExcelがあれば大丈夫!(笑)[/char]
さえちゃんのLOG関数ワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]エクセルで対数を使うときなんてあるのかどうか? ワンポイントアドバイスでひとつご紹介します。度数分布表(ヒストグラム)で、区間数をいくつも受ければいいか? というときに役に立ちます。スタージェスの公式によって求めることが可能です。[/char]
以下のサンプルデータ、乃木坂進学塾のデータ件数が「2019年」「2020年」それぞれ50件ずつのデータがあるとします。
ヒストグラムで区間はいくつ設定すれば最適か? スタージェスの公式で導いてみましょう。
スタージェスの公式は、底が「2」のデータ件数となります。
=LOG(データ件数, 2)
区画推定数は「5.6」より「5」または「6」の区画を作成してみます。
なお、区画範囲はわかりやすい数値で区切ることがセオリーなので、進学塾のデータの場合は「10点区間」で作成してみましょう。
例として、2019年度のデータの幅(最小値・最大値)を求めてみます。
これより、40~49まで、50~59まで、という区画で作成すればスタージェスの公式の範囲内で、度数分布表(ヒストグラム)の区画は「6」つがちょうどよさそうです。
度数分布表(ヒストグラム)を新規で作成する場合、相応な区画数を想定することは、このくらいのデータ件数であれば、行き当たりばったりで作成することもできますが、データ件数が多い場合そうはいきません。スタージェスの公式を使って、あらかじめ「これくらい」と予測することができます。
対数はこういうところでも使うことができるんですね。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
数学/三角
数式の構文
=LOG(数値, 底)
たびたび恐れ入ります
まだhttps://www.transparently.jp/module/fx-excel/内のlog関数へのアクセスページへのハイパーリンクがpower関数のリンクになっているようですよ
ちなみに、私はhttps://www.transparently.jp/module/excel/fx-power/のfx-power部分をl/fx-logに書き換えてこのページにアクセスしました。
すいません。私の勘違いでした。
ページをリロードしたところちゃんと移動していました。
キャッシュが残っていましたね。ご連絡ありがとうございました!