NOW(ナウ)の使い方
NOW(ナウ)関数は、現在の日付と時刻を取得してくれる関数です。
【構文】
=NOW()
【使用例】
- =NOW()
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]通常のデスクワークなら、NOW関数をあまり使うイメージがないのだけど、タイムスタンプが必要なデータには使うときがあるかもね。こちらは現在の時刻まで取得してくれます。TODAY関数同様、引数が不要な関数です。[/char]
関数説明
使い方はシンプルです。
NOW関数で現在の日付と時刻を出力したいセルにアクティブセルを置いて、[数式]タブ→関数ライブラリの[日付/時刻]→[NOW]関数を探していきましょう。
引数の入力は必要ありません。
yyyy/m/d h:mmの形式で出力されます。
表示上は分までしか出力されていませんが、SECOND関数で調べてみると、きちんと秒数が出力されました。この15秒という値は、関数を出力した秒数になります。
表示形式は、セルの書式設定より変更が可能です。ユーザー定義を開くと:mmで終わっているので、ここに :ss と追記します。
これで秒数まで出力できました。
また、数式バーにカーソルを置いて、Enterキーを押すと…
このように時間が更新されます。
上書き保存をしてExcelブックを終了し、再度起動したときも時間は更新されます。
このように、なにかしら更新があるとNOW関数の日付データは可変のため、取得時間を固定する必要がある場合は、関数の入力直後に値の貼り付けを行ってください。
さえちゃんのワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]NOW関数のワンポイントアドバイスはないかなー。シリアル値はユリウス暦で動いているから、1900年2月29日の存在があるため、グレゴリオ暦の現在と1日分シリアル値が加算されて動いているけど、閏秒には対応していたりするのかな? そこまで気にしなくても大丈夫か。[/char]
- ユリウス暦=4年に1度だけくる閏年ルール。
- グレゴリオ暦=ユリウス暦のルールに以下を追加。100で割れる年は閏年でなく、400で割れる年は閏年であるというルール。
オートフィルすると、ユリウス暦のままで運用されていることがわかりますね。
ユリウス暦は紀元前45年、ローマの英雄ユリウス・カエサル (ジュリアス・シーザー) によってから導入された太陽暦。グレゴリオ暦は1582年、ローマ教皇グレゴリウス13世が制定した太陽暦。
どちらも、よくコンピュータのない時代に時間を計測する方法を編み出したよね。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
日付/時刻
数式の構文
=NOW()