PROPER(プロパー)の関数の使い方
関数概要
PROPER(プロパー)関数とは、アルファベットの名前表記のように最初の文字を大文字にして、残りを小文字データに変換する関数です。
半角入力は半角の状態で変換出力され、全角入力は全角の状態で変換出力されます。なお、日本語の文字列に関しては何も適用されず、そのままの状態で出力されます。
構文 | =PROPER(文字列) |
---|---|
使用例 |
=PROPER(“YUJIRO SAKAKI”) |
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]UPPER関数・LOWER関数、どちらの関数説明でもあまり使う機会ないよねーと記載しましたが、PROPER関数のほうが先の2つの関数よりも使いどころはあります。ASC関数と組み合わせ使うのだけど、詳細はワンポイントアドバイスを見てね![/char]
動画解説
関数説明
私の名前の文字列でPROPER関数がどのような出力結果になるのか、試してみましょう。
PROPER関数は、[数式]タブ→関数ライブラリの[文字列操作]関数の中にあります。
セルB3を参照します。
先頭は大文字で、それ以外は小文字で出力されました。
重要な点は、スペースがあると単語の最初とみなし、大文字になります。以下のように、スペースがないと判別ができないため、Yujiroの「Y」も「y」で出力されます。
オートフィルで、それ以外のデータを調べてみましょう。
対応するのはアルファベットのみ、日本語は半角カタカナでも無視されます。なお、半角スペースは半角スペースのまま送られ、全角スペースは全角スペースのまま送られます。
PROPER関数に関しては以上です。
さえちゃんのPROPER関数ワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]PROPER関数はローマ字入力されたデータを統一するときに使います。Webからの直接入力の場合、YUJIRO SAKAKI と大文字だけで登録してしまう人や、yujiro sakaki と小文字で登録してしまう人がいると、集まったデータが統一できません。PROPER関数は、すべてのデータを統一するという目的で使われることがほとんどです。[/char]
ASC関数と一緒に使うと、一気に統一することができます。
=ASC(PROPER(文字列))
ASC関数は全角を半角にする関数で、PROPER関数と合わせて使うことで、半角で先頭を大文字、残りは小文字のデータに統一させることができます。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
文字列操作
数式の構文
=PROPER(文字列)