WEEKDAY(ウィークデイ)関数の使い方
WEEKDAY(ウィークデイ)関数は、シリアル値から曜日を数値データで出力してくれます。デフォルトでは日曜日はじまりとなり、その日が日曜日であれば「1」と出力します。曜日のはじまりは、引数によって調整が可能です。
【構文】
=WEEKDAY(シリアル値, 種類)
【使用例】
- =WEEKDAY(B2)
セルB2が「2021/8/7」だった場合、そのシリアル値から曜日を数値にして出力します。この日付は土曜日なので、第2引数が省略されているため日曜日はじまりとなり、「7」が返ります。 - =WEEKDAY(B2,1)
省略した数式と同じ意味となります。 - =WEEKDAY(B2,2)
セルB2が「2021/8/7」だった場合、そのシリアル値から曜日を数値にして出力します。この日付は土曜日なので、第2引数は「2」なので月曜日はじまりとなり「6」が返ります。 - =WEEKDAY(B2,13)
セルB2が「2021/8/7」だった場合、そのシリアル値から曜日を数値にして出力します。この日付は土曜日なので、第2引数は「13」なので水曜日はじまりとなり「4」が返ります。
[char no=”1″ char=”さえちゃん1”]シリアル値から曜日を数値で出力してくれる関数です。Excelの関数辞典などでは、条件付き書式と組み合わせて使う事例がよく扱われていますよね。個人的には普通に塗りつぶしたほうが楽なんじゃないか! とも思うのですが、条件付き書式で使う以外の用途に遭遇することを期待しているさえちゃんです。[/char]
関数説明
スケジュール表にあるような、こちらの図をご覧ください。単純にWEEKDAY関数を使っていきます。
WEEKDAY関数は[数式]タブ→関数ライブラリの[日付/時刻]の中にあります。
引数ダイアログの入力は簡単。シリアル値を指定し、第2引数には省略しても同じ意味を持つ「1」を入力してみます。
OKボタンを押すと、「7」と出力されました。日曜日はじまり土曜日終わりですからね。
第2引数を「2」に変更してみると、月曜日はじまり日曜日終わりとなるので、土曜日の値は「6」になります。
第2引数は、数式バーにカーソルを置いて、第2引数を空にするとヒントが表示されます。そのため、躍起になって覚える必要は何もありません。
WEEKDAY関数については以上です。
皆さんの手帳またはカレンダーで、月曜日はじまりが好きですか? それとも日曜日はじまりが好きですか?
ネットを見ていると月曜日はじまりのほうが人気があるようですねw ちなみに私はカレンダーと表示が同じ日曜日はじまりが好きです。
安息日からスタートというマインドのほうが、サザエさん症候群になりにくいと思っています。
さえちゃんのWEEKDAY関数ワンポイントアドバイス
[char no=”4″ char=”さえちゃん3”]WEEKDAY関数は、条件付き書式を使うことでスケジュール表の曜日が土曜日だったら青色に、日曜日だったら赤色にと設定が可能です。ただし、条件付き書式を数式で使うことはExcelスキルがある人じゃないと理解できないのと、書式設定は条件付き書式が優先されてしまうため多用は禁物です。状況に応じて使ってください。[/char]
日曜日の行だけ塗りつぶしていきましょう。
まず、表を範囲選択します。この際、表見出しは含めません。
[ホーム]タブ→[条件付き書式]→[その他のルール]を選択してください。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選び、数式を入れます。
このとき、よく十字カーソルキーを触ってしまい、以下のように絶対参照のセルが入ってしまうのですが、回避策があります。
入力ボックスの中にカーソルがある状態で[F2]キーを押してください。そうすると、自由に十字カーソルで数式内をカーソル移動することができます。
数式を完成させます。複合参照の説明が必要になってくるのですが、とりあえずここは列固定の複合参照にする! と覚えてしまって構いません。
=WEEKDAY($B3,1)=1
脱出ゲームの暗号のようになりますが、範囲指定したエリア内の条件がこのようになる、というイメージで伝わると幸いです。
※CSV表記
日付,曜日,予定
WEEKDAY($B3,1)=1,WEEKDAY($B3,1)=1,WEEKDAY($B3,1)=1
WEEKDAY($B4,1)=1,WEEKDAY($B4,1)=1,WEEKDAY($B4,1)=1
WEEKDAY($B5,1)=1,WEEKDAY($B5,1)=1,WEEKDAY($B5,1)=1
・・・
そのため、WEEKDAY関数で1として出力される日曜日の行が塗られる、という仕組みとなっております。
書式を設定しましょう。
塗りつぶしで薄いオレンジを使ってみます。
これでOKボタンを押します。
このように塗られました。
WEEKDAY関数を使った条件付き書式は以上です。
ただ、繰り返しになりますが、条件付き書式>通常の書式設定という関係性になります。Excelスキルが低い現場では使わないほうが無難です。
関数ステータス
関数ライブラリの種類
日付/時刻
数式の構文
=WEEKDAY(シリアル値, 種類)