はじめてのWeb検索 ― Yahoo!で調べもの

Web Search

ブラウザを開く

インターネットという大きな街に出かけるには、まず車が要ります。ホームページやニュースサイトなど、インターネット上のページを画面に映し出すための道具をブラウザと呼びます。「インターネット」という言葉は誰もが知っていますが、その正体に直接触れる道具はこの一つだけです。ブラウザという車に乗ってはじめて、世界中のページという街並みを走り回れるようになります。

Windows 11 のパソコンには、はじめからMicrosoft Edgeというブラウザが入っています。アイコンは、青と緑が渦を巻いたような形をしています。画面の下にある細長い帯(タスクバー)に最初から並んでいることが多いので、そこから見つけるのがいちばん早い方法です。見当たらなければ、スタートボタンを押して、出てきた一覧の中から探すこともできます。

ブラウザを開くと、画面の上のほうに細長い入力欄が見えます。ここはアドレスバーと呼ばれる場所で、ページの住所を入力する欄です。この欄の詳しい使い方は、次のレッスン「アドレスバーの読み方」で扱います。ここではまず、ブラウザという車のエンジンをかけるところまでで十分です。

Yahoo! JAPAN を開いて検索する

私の講座では、はじめてのインターネット練習にYahoo! JAPANのページを使ってきました。理由があります。Yahoo! JAPANのトップページには、ニュース・天気・路線案内といった情報がひとつの画面にぎゅっと並んでいます。いわば、街の中心にある広場のようなページです。広場に立てば、その街で何ができるかが一目で分かるように、このページを一度開くだけで「インターネットで何ができるのか」がおおよそ見渡せます。だから、はじめの一歩にちょうどよいのです。

検索の手順はとても単純です。画面の中央あたりにある、横に長い入力欄が検索窓です。ここに調べたい言葉を打ち込みます。

  1. ブラウザで Yahoo! JAPAN のページを開きます。
  2. 検索窓をクリックし、調べたい言葉を入力します。たとえば「明日の天気」と打ち込んでみましょう。
  3. Enterキーを押すと、関係するページの一覧が表示されます。

言葉と言葉のあいだにスペース(空白)を入れると、条件を絞り込めます。たとえば「新宿 ランチ」と打てば、「新宿」と「ランチ」の両方に関係するページだけが選び出されます。ひとつの言葉で広く網をかけ、スペースで区切って網の目を細かくしていく——検索窓は、そんな道具だと覚えておいてください。

なお、はじめてYahoo! JAPANのページを開いたとき、画面の上や下に細長い帯が出て同意を求められることがあります。これはクッキーという仕組みについての確認で、慌てて何かを壊すものではありません。詳しくは「クッキーの同意バナーとは」で扱います。

検索結果の読み方

言葉を打ち込んでEnterキーを押すと、たくさんのページの一覧が表示されます。ここで一つ、知っておいてほしいことがあります。一覧の上のほうに「スポンサー」と書かれたページが混ざっていることがあります。これは広告です。広告そのものが悪いわけではありません。お店の看板とチラシの棚が並んでいる街角のようなもので、看板だと分かって見れば、それは便利な案内板にもなります。大事なのは、それが広告だと見分けられることです。

そして検索結果は「正解」ではなく「候補の一覧」です。検索窓は魔法の質問箱ではなく、あなたの言葉に関係のありそうなページを集めてきてくれる案内係にすぎません。ひとつめのページが必ずしも一番よい答えとは限らないのです。何件かのページを見比べる習慣を、はじめのうちからつけておくと、あとあと役に立ちます。

もっと深く ― 検索エンジンの舞台裏DEEP DIVE

ここからは、基礎の一歩先の話です。初心者の方は読み飛ばして構いません。でも、パソコン歴の長い方ほど「そうだったのか」となる話です。

実は、Yahoo!検索の中身はGoogle

Yahoo! JAPANの検索窓に言葉を打ち込むと、実際に調べものをしているのは誰でしょうか。答えは、2011年からずっとGoogleです。Yahoo! JAPANは、検索の裏側の仕組み(検索エンジン)をGoogleから借りて動いています。表の看板は違っても、奥で働いている調べ係は同じ、というわけです。長くパソコンを使ってきた方でも、意外と知らない話です。

検索エンジンは「さくいん」を作っている

検索のたびに、世界中のページを一からくまなく探しに行っている——そんなふうに想像しがちですが、実際は違います。クローラーと呼ばれる巡回プログラムが、24時間休みなく世界中のページを見て回り、あらかじめ巨大な「さくいん」(本の巻末にある索引のようなもの)を作り続けています。私たちが検索するとき、パソコンはその場で街を探し回っているのではなく、すでに出来上がっているこの分厚いさくいんを引いているだけなのです。だから、あれほど一瞬で結果が返ってきます。

教室のひとこま

最後に、このテーマを教えるとき、教室で毎回のように交わされるやりとりを。

受講者
検索窓に、質問みたいに文章で打ち込んでもいいんですか?「明日は雨が降りますか?」みたいに。
講師講師
大丈夫ですよ、それでもちゃんと答えは出てきます。ただ、検索窓は質問箱というより、キーワードを渡す窓口なんです。「明日 天気」だけでも十分に伝わります。
受講者
一番上に出てきたページを見れば、それが一番正しい答えってことですよね?
講師講師
そこは、ちょっと違います。検索結果は「正解」ではなく「候補の一覧」なんです。上のほうにあるからといって、それが一番あなたに合う答えとは限りません。何件か見比べる癖をつけておくと安心です。
講師メモ ― 現場から

検索窓に文章まるごと打ち込む方と、単語だけを打ち込む方に、教室ではっきり分かれます。文章派の方には「大丈夫、単語だけでも伝わりますよ」と伝えると、次の回からぐっと打ち込みが速くなります。逆に、単語しか打たない方には「気になったことをそのまま質問みたいに打ってもいいんです」と伝えると、検索の幅が広がります。どちらが正解というより、慣れてきたら両方使い分けられるようになるのが理想です。

「スポンサー」の表示に気づく方は、実は少数派です。最初にひとこと「これは広告なので混ざっています」と伝えておくと、以後は自分でちゃんと見分けるようになります。パソコンの操作は、一度「見るポイント」を教わるだけで、その後は自力で気をつけられるようになる。この講座でくり返し大事にしていることのひとつです。

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